コミックマーケット66(03/08/15〜17)


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今年もやって参りましたコミックマーケットです。これが終わると夏も終わりかな〜、と先に終わった後のことを考えてたりしますが、今回も1日目、2日目は一般参加、3日目はサークル参加です。春のレヴォの時から解っていることですが、東の待機列を作る北1駐車場イベント広場が無くなった影響とか、神話の崩れた天気とか、今回のコミケはどうなることやら。


1日目(13日)
天気の心配なんかなんのその、1日目、素晴らしく快晴ですね。まあ3日目が怪しいらしいですけどね。
早朝だというのにグングン気温が上がっていく中、例によって始発で出発。始発で行くことの意味は問わないで欲しい。自分もかなり悩んだ。ジャンル分け的に、自分にとっての1日目はネトゲー、非ギャルゲー系あたりがメインになるわけですが、カタログをチェックした限りでは始発で行くこともないような‥‥。
と、悩んで「そうだ、BlazerOneに行こう」って始発で来たあたり冬コミとかわらんなーと。

もう昔と違って初日の始発が混まない、まして男人口が圧倒的に少ないということは無い、と思いつつ京浜東北線→京葉線→りんかい線と乗り継ぐ。恐らく、今日は男の殆どは企業に流れるのであろう。かくゆう自分も、ToHeart2スペシャルセットとバーチャコールクロニクルだけは欲しい。経験上、どっちも終盤まで大丈夫だという確信があるので後回し。

春のレヴォで明らかになっていますが、今回より東ホールの待機列を形成していた北1駐車場イベント広場がなくなっています。そのため待機列はレヴォ同様海沿いの臨時第3駐車場へ。東456ホールを右手にゾロゾロと進んでいきます。場所が変わったと分かっていても、何か違和感を感じますね〜、この距離。
第3駐車場は、海と建物に挟まれて三角形の形状をした場所で、列はその奥(鋭角部)から建物を正面に作成しています。このため、序盤の列1本あたりの長さは、これまでの待機列に比べるとだいぶ短くなっています。その分横に幅が広がるわけですが。その為、従来までの待機列の感覚では規模はちょっと測りかねますね。もっとも、ワタシは始発2本目くらいの5:50頃に第3駐車場に到着しましたが、ざっとみると徹夜組分の列は従来の列1本分にも満たないような‥‥。むしろ始発組分の方が人はいますかね。日程1日目としては妥当な感じでしょうか。
ともかく4人1列で列を形成して始発以降4列目、後はしばらくそこで待つことになります。今回はカタログ売り場も屋台も駐車場入り口に陣取っているため、ちょっと行くのが面倒なので大人しくしていることにします。それにしても屋台、少ないですねー。前回あたりから待機列の整理スケジュールがキュウキュウになっており、あまり屋台で飲み食いしてる余裕がなくなってるなーと思っていましたが、それの影響もあるんでしょうか。昔ほど稼ぎがよくないみたいな。同じくトイレもちょっと離れた所に設置されているため、まあこれはこれまでと変わりませんが、行くの面倒さいっていうか行く必要なさそうだしなー、と半分寝ながら待ちました。
それにしても暑い。本当に暑い。
じっとしているだけで汗が滴ってきますが‥‥。側ではタオルを持ってこなかった女の子が後悔の念をブチブチと発していましたが、夏コミで晴れるって分かっててタオル持ってこないのは愚かだろー、と。毎年毎年、首筋への日差しを警戒してむしろ耳と額の日焼けに困ってたんで、今回はタオル被ってキャップ被ってましたけどね。今回幸いだったのは、晴れなものの若干日が霞がかっていたというか薄曇だったため日差しが強くなかったことと、海が目の前なのでわりと涼しい風が吹いていたことですね。それでも人が密集して座っているのでどうしようもないけど。確かに立つと涼しいですが、ちゃんと座ろうね。

暑さと眠気に悶々過ごすこと3時間。例によってスタッフさんからは「8時半に列整備を始めます」とのアナウンスがあります。その割に実際に列を動かし始めたのは9時50分頃なのですが。思ったより時間が掛かってるな〜と思いつつ列を進んでいくと、やはり前回同様東123&西方面と東456方面に行く列を分割して、8列で列を進めていました。前回からなんだけど、効率はいいんだろうけどうまく回ってるとは言いがたいやりかただよなー。前回、これ対応で待機列を8列で作成していたはずなんだけど、なんでまた今回は4列に戻ってるんだか。収集がついてるとは言い難いけど、どんどん押し込めという感じで列は進行。自分の位置で、会場内には10:07頃入場。

まずは、悩むことなく真っ直ぐ外へ。さて「BlazerOne」はと言うと‥‥あー、東6なのに列が東4まで行って折り返して東5まで到達している。ということでは丁度出口のシャッターの目の前が最後尾ですなー。と思っているとドンドコ列が伸びていくので並ぶ。こりゃ2時間コースかなぁ。と思っていたら、思ったよりもテンポよく列が進んでいます。これはちょっと意外だ。列のハケが良い為か、案外後続も伸び過ぎません。結局、お昼までかかるかと考えていましたが、わずか1時間で購入。随分幸先イイじゃないか。
前述の通り、今日はジャンルがネトゲー、非ギャルゲー系になるので、デフォルトでチェックしているサークルさんは少なめなので、順番は迷うことなく‥‥と思って、そのまま外を回って「UNI*SEX」に並ぼうとしたら、スゲー列が伸びてるんですけど‥‥。う〜む‥‥パス。今は混んでるタイミングなんだろう。多分、後で空くさ。といことで、その側にある「ねこま屋。」へ。すんなり購入&紙袋ゲトー。いつものパターンですな。だいたいチェックしているところがこの辺に集中しているので、そのまま流れて「ごっきー倶楽部」。次は「DOUBLE TAP」へ行って「篠原重工」の本だけでもいいので購入をー、と思っていたら『スクラン』絵を発見!外周だけど気にするな!ということで「江ノ島団(上海蜜蜂)」の本を購入。そして「DOUBLE TAP」へ。やはりコピー本は終わっていたか!当然ですか!そして最後に「Jam・Session」に行って購入。これで今日のデフォ組終了ー。
‥‥これだけ?
まあ、デフォ買い分はそんなもんだよなー。他にも初見のサークルさんであるとかチェックしてあるけど、とりあえずは抑えるべきところを抑えて‥‥。
ということで再び「UNI*SEX」へ。‥‥さっきと全然変わってないじゃないか。並んでしばらく待ってみたんだけど、正直列の進行も遅い。販売物の種類的にこんなものか。ということで再び離脱することにした。一旦企業へ行ってこよう。戻ってきたくらいには丁度よくなってるかもしれない。

ということで企業スペースに行って帰ってきたんだけど、なんかかなり体力消耗。なにしろ正午を回って日差しが強くなってる。そして割と企業スペ辺りは空気があまり流れてない。案外環境がよくないなぁ。なんかもうすっかり疲れ果てた気分で、「UNI*SEX」だけ見たらもう帰ろう‥‥と思って東まで帰ってきたのだけど、並んだ頃には既に新刊が残り1種類のみ、しかも並んでたら新刊は全部完売したとのこと。よもや「UNI*SEX」が“難しい”サークルさんになろうとは〜‥‥。
特に何かするでもなく、今日はここで撤収したのでした。数より質だよアニキ。

2日目(14日)
さて2日目。無論今日も始発‥‥とは、今日はさすがにいきません。何しろ、今日は本当に始発で頑張らなければならないサークルさんがないので。例年だと、だいたい2日目にいる「LEVEL-X」に行くんですが、今回3日目に行ってるしねぇ。となると、今日は個人的デフォ買いサークルさんで外向きになっているようなサークルさんが無い、と‥‥。そうなると始発とか頑張る必要も無いよなー。一応、今日の方が小説、アニメ、FC系で興味あるサークルさんが多かったりするんだけど。
ということで、今日はいつもよりだいぶノンビリ目の8時頃にビックサイト到着。待機列的には、具体的な本数は分かりませんが、さすがに昨日よりは後ろです。あんまり確認する気もありません。で、今日は待機列の時点で8列にする前回冬コミ同様の形式で列作成をしていました。ひょっとしたら、昨日も頭の方が4列だっただけで、後ろの方は8列だったかもしれません。
それはともかく‥‥暑い。昨日もなかなかのもんだったけど、今日はさらに酷い気がする。昨日は日が若干霞がかってたのが幸いしたけど、今日は普通に青空で普通にジリジリと太陽が照ってるからなぁ。しかも、昨日よりもなんとなく風が吹いてない。じっとしてると、昨日以上に汗が滴ってくる感じだ。これはもう立派は天然サウナだよなぁ‥‥。並び始めた途端、目の前の人が用意周到に敷物を用意してそのまま仰向けになって寝ていたのがさすがだと思った。キレイな照り焼きができてしまうだろうに。それにしても昨日の今日で何で帽子忘れるかなー。タオルだけ被って耐える耐える‥‥うわっ、汗が本当にしたたってくる。

ジリジリしながら待っていると、まもなく列整備を開始。さすがに昨日よりは列が動きだすのは遅い気がしたんだけど、実際列が動き出してみると9:50頃。あれ?昨日と全然変わらないなぁ。昨日より列の進め方が改善された影響だろうか?と思ったんだけど、東123&西ホール行きと東456行きに分割された列は、内外周の差があるとは言え東456の進みが悪かったりするアンバランスさ。わけわからん。ともかく東456の列に飲まれるまま館内に入り、そのまま東456ホールへ。

今日は外に出る必要はないんですが、必須なサークルさんが東123、東456、西と満遍なく配置されてる感じなんですね。まずは通行規制も解けている中、外周の通路沿いに抜けて東6の壁沿い「塩こんぶプロジェクト」へ。列はありますがこれくらいは許容範囲〜。そのまま外周を抜けて行って、お誕生日席に居る「大チャンヂャ」へと行ったら、こ、コピー本を折っておられる‥‥。しょうがない、後で来てみよう。そこから直ぐ側にある「東京少年少女」。『エヴァ』ゾーンにこんなに早い段階で来ることになろうとは(笑)。
それから一旦東456を出て東123へ。こっちは『マリみて』地帯がありますからねー。ということで真っ先に「走れ!」へ。『マリみて』地帯なのに『Fate』本とはこれいかに。もっとも、『マリみて』地帯に来たところでじっくり見て回るというわけでもなく、「ON-CYAN'S」に行った後、西へ。
西はFC少年、FC青年系になりますが、今回はこの辺も要チェックや、なわけでして。まずは「さうんどすとっく」で新刊セットを購入。良かった、セット残ってた。そしてFC(少年)にある『スクラン』地帯ですよ。地帯って言っも3サークルさんほどしかありませんが、よし、ここにある本全部買っちゃるー、と全サークルさんで購入。うーむ、FC(少年)における『スクラン』はやっぱり少ないですかねぇ。その後は毎度の「電気ショック」、「BKSスタジオ」をチェック。後は微妙に『ネギま』関係もみてみたんですが、特に購入する事なく、再び東へ戻る。
東に戻ってまずは東456、「大チャンヂャ」はコピー本できてるかな〜と見に行ったところ、今度は荷物を受け取るために不在ですかー?しょうがないので東123へ。再び『マリみて』地帯。うぉ、さっきすっかり忘れてた、ということで「ショコラフリッカーズ」。後は予備的にチェックしておいた「POPCORN」へ。この辺は絶えず混雑していて参りました。
こう東へ西へと移動していると、さすがに参ってきたな〜ということで、一旦外へ出て休憩。さすがにまだお昼を回ったくらいで、列が残ってますねー。目の前には「東京支部」「KissCube」の列が伸びては減って、減っては伸びてを繰り返していました。一息ついた所へ、もっかい「大チャンヂャ」を見て、まだみたいだったらまた『マリみて』地帯に行って島散策かな、と思った所で、「大チャンヂャ」にてコピー本を見ようとしている数人(というか2人)が。お、できたのか?と思って行ってみたら、丁度自分も含めて3人分、出来上がったコピー本を見る事ができていました。あー、しかしまだ黙々と折っておられますが、一応、値段の書いてあるPOPが出ていたので、「あの、これ買ってもいいですか?」と確認するとOKとのこと。それを聞いて他の2人も「ああ、じゃあ自分も」という感じで購入。ひょっとして、今日ずーっとこんな感じだったのでないないだろうか?(苦笑)ま、買えたんで良しとします。
『マリみて』地帯の島散策をするつもりだったのですが、ノルマを果たした達成感からもういいやって感じになったので、今日はこれで撤収。決戦に備えて休息が必要だよアニキ。

3日目(15日)
さて、サークル参加の日です。あーあ、本当に雨だよ雨。
まだ小雨がパラつく程度の中、助っ人のふとしとともに本を抱えて一路ビッグサイトへ。サークル入場なのでノンビリ行けるというものですが、基本的にはサークル入場開始時間に間に合うように会場入りするのを心がけているので、それくらいの時間に着くように。
3日目のりんかい線って、始発から5時台〜6時台前半は混むけど、それ以降、7時台になると割と空いてくるという印象を持っていたんですが、今日は混んでますかね。荷物もあるので乗り継ぎの電車を1本遅らせました。相変わらず車内奥の方が空いてるんだけどねぇ。荷物さえなければ混んでる乗車口付近を突破していくんだけども。これも雨の影響かな。ここで、朝から列に並んでいるはずのromlette君に連絡を取ってみる。やっぱり雨にうたれて待っているというのでチケット1枚あまってるから来る?と提案。もちろん「だからお使い行ってくれ」という条件で(笑)。
国際展示場駅は、案外朝の方が混雑が分散されていていいよなーと思いつつ、東へ。romlette君と合流して入場。後で一緒に並んでいた友達には恨まれないかと聞いたら「そんなことありません」だそうで。最近の若者はドライな関係ですな。

とりあえず自分のスペース到着。良かった、今回もちゃんと本届いてますよ。
というか、前回が前回だったので(*1)今回はまず本の中身をチェック。乱丁はともかく、今回は万が一にも間違ってそうなポイントはいくつか分かっているので、その辺をパーっと速攻チェック!うむ、なんか大丈夫っぽい!ま、万が一のことも考えて、売り子を手伝ってもらうふとしとromlette君にも確認してもらうようにする。後はスペースの準備をしているとスタッフさんが来たので登録証と見本誌を渡して準備完了。すると大通りも近いこともあるんだけど既に外行きの列が出来始めているのが見えた。特に散らされてる訳でもなし。早いなー、まだ8時を回ったとこだってのに。
さて今回も『シスプリ』ジャンルで参加なのでCSギャルゲー地帯に居るわけですが、冬は全体的なジャンル配置としてみた上での微妙な配置に不安‥‥と思っていましたが、今回は『シスプリ』ジャンル地帯として不安。だってねぇ、『シスプリ』ジャンル的に有名なサークルさんが比較的近いんだもの。緩衝材とは言いませんが、こういう場合って割と人の目はそっちに向いちゃってなかなか見てもらえないかもってのがあるんですよね。まあ、うちは島散策に来た人に手に取ってもらえてナンボな程度なので、大して影響ないでしょうけど。いや、手にとってもらえるといいなぁ。というか欲しいとこがチラホラと‥‥ふとし、出だしちょっと買いに行ってくれ。頭ちょっとなら多分誰も来ないから。

ということで、館内が閉鎖される前に行動開始。今回も店番はふとしに頼んで自分はお買い物。戻りは12:30くらいとしてどっちみち東だけでも限られるな。そこでromlette君に西のお買い物をお願いする。
9時過ぎくらには、既に外行きの列は結構なモノに。というか、外向きの列は各ホールに存在するわけですが、東6はちょっと少な目?東5とか東4の方が列の伸びがスゴイかも。うーむ、「F4-Company」とかか?耳を澄ませば結構な雨音が聞こえてきたりなんだったりしています。そこへスタッフさんがやってきて2、3の注意。たとえば特定の外向きサークルについての列形成位置についての注意とか。そういうアナウンスを事前にしておかないと、後で色々面倒になるからでしょうかね。そして今日の天候らしき説明として「足元が大変滑りやすくなっていますので、絶対に走らないでください!」というのはともかく「雨が降っていても、列に並ぶ時、傘は邪魔になります。傘は差さないでください」というのに不満の声が。まぁ、しょうがないよなぁ。タオル持ってきておいてよかった。どれくらい効果あるかわかんないけど。
まもなくシャッターが開いた。あー、雨降ってるなー。でも小降りになってきたかな?というくらい。しかし、見れば東5とかの方はズンズン列が進んでいるものの、こっちの列はまだ進んでいない。あら?と思っていると、なにやら連絡を取っていた人が焦れて向こうの列へ走っていった。別に大して変わらんと思うけどなー。と、まもなくこっちの列も進み始める。さっきの人、ますます意味ないじゃん‥‥。だいたい細切れにして少しずつ列を出していくのかと思ったら、そのまま一気に列を外に流してしまうらしい。雨の日ならなおさら少しずつ流すかと思ったんだけど。外に出てから横シャッター前方面へ。この辺は人を集めるだけ集めてから、各シャッター前へと誘導していくことになります。前回で経験済みです。自分は例によって「Renga works」行きの列へ。雨、結構パラついてますねー。こりゃ、あんまり外には居たくないな。
果たしてシャッターが開いて10:00になり、3日目スタート。サクサクっと「Renga works」、「スカポン堂」を購入。うわー、それ前回とまったく同じじゃん。「スカポン堂」の隣が「冗談じゃないよっっ!」だったのでちょっと惹かれるものはあったんですが、予定外なのでパス。そのまま外をグルり回り込んで真反対側へ。あれ?「AKABEi SOFT」は外に列が出そうな場所じゃなかったっけ?うわっ、全然中じゃん。ちゃんと位置確認しとけよ、と中へ。そう、今回はちょっと方向性を変えてます。『スクラン』本が出そうなところは全部回る!全部はダメかもしんないけど!ということですので。男性向け『スクラン』地帯が近いのが結構ラッキーなこの配置、まずは「AKABEi SOFT」へ並んだわけですが、ううっ、やっぱり列の進行遅い‥‥。サークルさんのサイトでも事前に色々あったみたいですが、やっぱり発行物の種類が多いからなぁ。他のイベントから分かっていた事だけども。本当はこの辺の壁サークルをもう2、3は見て回ろうかと考えていたんだけど、これは即『スクラン』地帯かもしれん‥‥。もう、間違え探しをするくらいの余裕がありつつ「AKABEi SOFT」購入。こっから島中の男性向け『スクラン』地帯へ。仮に「ニガヨモギ」が居たら真っ先に来たんだけどね。昨日同様、ここにある本全部買っちゃるーという勢いで購入。
さあ、今回は更にいつもとは違います。今居る東123を出て、東456へ。こちらは創作(少年)地帯。萌えpc本をゲーット!ということで「さんどうぃっちーず」へ。この方がdame人氏なのか!と思いつつ一声もかけらず退散。チキンハートですな。そしてもう一つ萌えpc本ゲーット!と「陽閃華鉄騎」に行ったけどコピー本は無かったー。でもsuger氏、オフ本は前に買いました、と一声もかけられず退散。またもチキンハートですな。まあでも、今回必須と決めていたサークルさんを回りきってボク満足。
さて、ここからはいつものサークルさんへ。東456へ来たので、そのまま割りと常連サークルさんが集まってる「ネ」付近へ。まずは「GAW!!」に行ったんだけど、あれ?誰もいない?次は「Teamいもずか」に行って本購入。スケブ中の石野さんとちょっとお話。そのまま『スクラン』(?)でカットを描かれていた「Ben's Works」に行ったら既に終了。ぐわー。しょうがないので元来たルートを戻り、そのまま通路を挟んで向かい側の「M-10」へ。そのまま中央の通りを東6ホール方面へ。真っ先に近い「Tiny Feather」、そして「漆黒のJPS」の既刊が委託されてる「ハッピーパラノイア」。この辺は個人的には新規さんですね。ちょっと興味が湧いたところだったのですが、アッサリ買えて良かった。そのまま外周へ出て偽壁地帯を数字順に。と言ってもあんまり混雑が酷そうなところはパス。「BlueMage」を回ってそのまま外周を辿って「盗賊達と駱駝の群」へ。後優先順位の高い所は‥‥「高苗床」!と言ってみたらめっちゃ並んどる‥‥ということでパス。これで一旦東456は離脱。
そして再び東123。「めがねっ娘萌え萌え団」にて「えけせてね」の委託OSタン本を購入の後、こっちにはまだ『スクラン』本のサークルさんが残ってる!というわけで中央通りを進み「あーびーのーまる」。そっから「RiceCandy」に行ってむんこさんの本を購入。そして「T」-「U」間の通りを進み「MFRI」に委託されている『シスプリ』解説本を買おうと思ったら既に完売。無念‥‥。そのまま『シスプリ』地帯に戻ってきたー!けどまだお買い物。「BlueberryBrand」、「EXTRA LOVERS」、「黒酢堂」。うぅ、「黒酢堂」さんは『スクラン』コピー本があったけどやっぱり完売だった‥‥。そのまま外周へ抜けて「VOLTCOMPANY」へ。この時点で12:00回ったくらい。残り30分かー!ヤバイ、全然東1辺りを見れてない。ということで転進。もう最優先のサークルさんだけ見ていかないと間に合わない。
ということで「犬と下僕の会」、「クリアバージョン」を経由してさらに東1外周へ向かう。あれ?なんで『Fate』島に新規サークルさんのチェック入れてるんだっけ?と思ったら『スクラン』本だったってことで「いいわけ会社」。とにかく現状時間がかからなそうなとこを、ということで「anatra」、「サークルT&K」。後は壁を数箇所ー!と行ってみたら「ぺたぺただん。」が新刊終了してたーぁぁぁぁ‥‥。次々、「自称清純派」に行って、なんか「MIX-ISM」では限定が厳しそうだった合同本が置いてあるはずの「QP:FLAPPER」へ。無事購入。これでタイムアップ。十分十分。十分なのか?

自分とこのスペースに戻ってくると既にromlette君も戻ってきてました。後は残り時間はオール売り子です。うん、だいたい予測通りの売れゆきの様ですが、今回も結構早いうちから買いに来てくれてる方がおられたそうで何よりです。でも、本について何か尋ねてくれた方がいたそうなんですが、いかんせん売り子にいたふとしは内容把握していませんので、何も対応ができずだったとか。スミマセン‥‥。
ふとし曰く、前回よりペース良くないという状況でしたが、それは予想通りではあったんですが、自分が帰ってきたくらいから結構コンスタントに本を手に取ってくれる人が増えました。しかし、3回目のサークル参加になりますが、やっぱり目の前で自分の本を読まれているっていう状況には慣れないですねー。これはまぁ、やっぱり、自分の本のデキに自信が無いからなんですけど。というか、中途半端で終わってる本ばかりだからね‥‥。
その中でも買ってもらえる率がちょっといいかな、という所で、今回は『シスプリ』本の他に『プリブラ』本の予告もしていたのですが、そちらはまともなのを用意できなかったのですが、『プリブラ』本を楽しみにしているという方が結構居て、それが嬉しかったです。ちゃんと見つけて来て頂けたんだもんなー。コピー本を用意したものの、コピー本と言いつつ半ペーパー代わりだったのでポンポン配ってしまったのですが、その為『プリブラ』本で尋ねてきていただけた方にコピー本をお渡しできなかったのは申し訳なかったですね。
それと、うちの本を全部買っているという方も居て、そっちには驚きと同時に多大な感謝です。既刊のリニューアル版を作ったため、有償バージョンアップとか言ったものの、そんな事しに来る人いるかなーとか思っていたんですが、ちゃんとそれを見てきてくださる方が居るとは。他にも告知こそ知らなかったものの、やはり既刊を持っていてーという方もいました。こうやって、継続して読んでいてくださる人がいるって事実。同人活動を始めて最大の喜びですよね。

だいたい落ち着いた所で、一旦挨拶がてら「B-rause」さんへ行ったものの、そもそも不在?と「真夜中の物語」さんに行ったけどwcさん不在ということでどっちも不発。後者はコピー本は購入。とほほ。そして戻ってきて荷物の整理をしつつ‥‥なんか思った以上に買い逃してるのがある気がすることに気づく。売り子を交代して、側で後から様子見だけにやってきたメンバーとダベってるふとし達に、「頼む!ここ行って新刊買って来てくれ!」と頼んだものの、全部売り切れで帰ってきた。そりゃそうか‥‥。せめて「麒麟堂」は欲しかった‥‥。

そして閉会も差し迫り、回りが帰り支度&既に帰宅を始めた頃、うちもそろそろ片付けますか〜とやっていた所で読者が一人。この人が最後かなーと思いつつ片付けていたんだけど、なかなか立ち読みが長い。まあ、一応量だけはあるからねーと思ったけど、もう時間になるっていうかあ、閉会のアナウンスが‥‥パチパチと回りで起こる拍手。自分も拍手。その人も拍手。そして、
「すみません、後ちょっとなんで、最後まで読ませてください!」
え、ええ、それはいいけど‥‥片付けどころか机すら畳まれ始めた中、そこまで片付ける訳にもいかず、彼が読み終えるまで待つ。そして最後まで読みきった彼は、「ありがとうございました」と言って帰っていった。いや、最後まで目を通して買われない事はままあるのでともかく、ここまで粘る人がいるとは思わなかった‥‥。周辺の片付けっぷりからすっかり取り残された感じだったので、慌てて荷物を畳んで撤収したのでした。お疲れ様です。
(*1)前回の本に、一部乱丁がありました。交換中ですので、お持ちの方はご連絡ください。


総括
暑かったり雨だったりした中、皆様お疲れ様でした。
しかし、本当に夏は必ず雨が降るようになっちゃいましたね。神話が崩れた途端にこれだ。1日目、2日目の暑さに対して3日目が涼しいってのは良いことなのですが、やっぱり雨はカンベンだよね。
さて、まずは今回のサークルとしての感想ですが、まずなにより、今回初めてうちの本を読んでくださってる方々を実感できた、というのが良かったです。同人活動を始めて、まずは「何はなくとも作って完成させる」という事に主眼を置いてやってきました。とりあえず見てもらうモノを用意できない事には話しにならないからです。デキはションボリですが、それでも用意はできた。それでいくらか見てもらえることはできていましたが、「とりあえず見てもらえた」というレベルの事でした。感覚的には会場だけで完結してるんですね。読んで買ったもらえたのも買ってもらえなかったのも同義なんです。まずは、「見てもらえた」、そこまで。それだけの気持ちで臨んでいましたが、今回はそこに「既刊を持っている」「本の内容を知っている」という方が何人もいてくださった。それって、不透明でしかなかった“読者”というものが、ハッキリと“存在する者”であることが分かったということなんですね。そしてそれは、会場で完結せず、前回のコミケから今回のコミケまでつながってるってことなのです。うちの本を知っていて、それでまた本を見に来てくれる。そういう方が居てくれることは、作家にとってとても嬉しいことだと思います。そして、「冬、楽しみにしてます」という方々も居ました(どっちかというと、こちらの方が多かったかな)。これはまあジャンル的な要素が強いかと思いますが、次へ向けて楽しみにしてくれている方も居るという事を実感できる訳です。これも嬉しいことです。継続している期待、未来に向けての期待、それらに応えられるよう、こちらも頑張らねばと思いました。

次、買う側として。
1日目だったか、一般で並んでいる時に入場時間が迫り、列整備をしてました。そして建物の側まで進んでくると、開場前の中の様子が少し見えるわけです。これは自分もサークル参加しているので当然分かりきったことなのですが、既に中には列を作って並んでいる人が居るわけです。これは昔から変わらない事実。と、それを見て「信じらんねぇよ、なんなんだアイツら」「あーいう連中って後回しにできねぇの」と愚痴っているのを聞きました。これも昔からよく聞く話です。サークル入場して、開場前から既に並んでいる人がいる。自分もサークル参加を始めて、事実そうして本を買っています。
この件については昔から色々議論が交わされています。何が真理かは断定できません。
ただ自分は、サークル参加者も一般参加者も同じイベントへの「参加者」であり、また同人に携わる人全てが、“書き手”であり“読み手”であると思っています。読みたいという意思は同人が好きな者なら同じだと思うし、それで我慢することは無いと思います。その実情を理解して、それでも一般参加の時は一般参加の規定に従う。それだけですかね。
なんて言って、これまでになんかサークル入場に対して異を唱えてたら笑い種だなぁ(苦笑)。それと、サークル入場による開場前に並ぶ事を正当な行為であるとは言いません。実際、会場内には「サークル参加者は、開場時間まで自分のサークルに居てください」というアナウンスがあるわけですから。私はイベントレポとして、一般参加での自分の実情をただ“あった事実”そのままに書いてきました。サークル参加でも同じです。“あった事実”だけを書きます。免罪符でもなんでもないですよ。ここはそういうモノだと思っていますので。

同人作家は読みたいという気持ちと読んで欲しいという二つの気持ちを持っていて、そして、そのバランスが変化していくモノだと思います。今、私はこの二つの気持ちに葛藤があります。本は欲しい。でも売り子として一日中自分の所へ来てくれる人を待ちたい。私は読む側の暦が長いので、前者が色濃く残り続けると思うけどね。