WPC EXPO 2002(2002/10/16〜19)

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イベントレポートの中では異色なジャンルになってしまうかもしれないけど、こういうのもまた「イベント」ということで


今回は、アジア最大のデジタル総合展「WPC EXPO 2002」に行ってきました。日々進化するデジタル技術の世界を知る上でも、是非欠かさず行っておきたいですからね。
お仕事の名目でも見に行けるんですが、あくまで私的なネタしか見る気無いんで(ぉ、お休みして行ってまいりましたよ。
ということで、個人的に興味のあるテーマ別に、ちょこちょこと見てきたものを載せておきます。

■メディアセンター・ホームサーバ関連

今、個人的に一番興味のある家電がメディアセンター・ホームサーバと言われる類のものでして、世間もそれこそ「IT革命」っていう奴に踊らされきってしまったのか、なんでもかんでもネット、ネットでなんですが、やろうとしていることはとても面白そうな‥‥非常に自分好みな方向性なのでOKです。(笑
と言っても、今メディアセンターとホームサーバを同列にして扱ってるわけですが、この両者って同じ方向性のものとの解釈でいいんですかね。各社とも、その方向性みたいな所で色々やリあってる感じですが。これからどのような方向性でまとめられていくのか、それにも興味が湧いてくるところです。

というわけで各社のメディアセンター・ホームサーバと思われる商品をチェキっと。

まずは「メディアサーバ」を名乗るパイオニアの「メディアライブラリ」
9月に公開されたWindowsMedia9(β)に対応ということで一番注目しているのですが、今回国内初お目見えなんだけどなんも資料が何もなし。あったのはハードとそれを再生している様子。一応申し訳程度に利用構成みたいなものもありましたけど、知りたいことが何もなしって感じですかね。

再生されていたオーケストラは、NTT東日本のフレッツスクエアで配信されているもので、そのストリーミング放送っぷりをデモっていたわけですが、全貌が見えない以上なんとも。WindowsMediaを使うってことは、それくらい当然でしょう。というか、それだけをやりたいんでしょうか?

お次は東芝の「メディアステーション」、「TransCube」

この存在は今回始めて知りました。東芝はノーマークだった。こっちの方が現状では資料もそろってて仕様もはっきりしているのでいいですねぃ。
機能としては、Wiondows搭載(Freestyleってやつ?)のHDDビデオレコーダーと無線LANアクセスポイントを兼ねるという感じでしょうか。80GBのHDD、有線、無線のLANポートを配備にルータ機能も装備。コントロールにはPC必須で、これ単体では運用はできない模様。EPGなんかで録画予約ができるってことで、まあそういうもんでしょう。
録画は基本的なMPEG2録画形式なわけですが、このデータをPCに取り込んで専用のPowerDirector(CyberLinkの商品だけど東芝専用版らしい)で加工して再度TranCubeに戻して再生も可能らしい。うむ、これはいいかも。ただ、どこをどう見ても再生形式についての記述がないところを見ると、おそらくただのMPEG2形式しか対応してないんじゃないかなあ。またMPEG2形式でも他の加工ソフトで作成したデータでもいけるのか?
現状では、一番姿がはっきりした、汎用型のメディアセンター機ってことで。
※実は、2002年6月にすでに発売済みの商品でした。知らんかった‥‥

次は、SONYの「メディアレシーバー」、「ルームリンク」

以前から話題になっていた、VAIO専用?のメディアレシーバーです。機能的にはまさに「レシーバー」なわけで、VAIOに入っているデータを、このルームリンクを経由してテレビ(コンポジット、S端子装備)やオーディオ機器(コンポジット、光デジタル出力)につないで、動画、静止画、音楽ファイルを再生することが可能となってます。つまり、どうやってもVAIOとセットなんでしょうかね。(VAIOとは有線・無線LANで接続)
動画関連はともかく、音楽ファイルは一般的なものではWAV、MP3が再生可能ですが、WMAは再生できません。つまりそういうハードなのですね。

■タブレットPC

今回のWPC EXPOでもっとも目立っていたジャンルはタブレットPCでしょうか。まあ、世界最大のメーカーMicrosoftが主立って煽っているわけだから当然と言えますが。特に興味も無かったのですが、世間様での評判が思ったよりも高いので、なんとなくMicrosoftのステージとか見てきました。
案外「タブレットPCって一体どういうもんですか?」という人がいるかもしれないので軽く説明すると、自宅のデスクトップPCをリモートで操作できるノートPCサイズの液晶ディスプレイって感じでしょうか。誤解無きようにしたいのが、”PC”を”リモートコントロールする”というところです。独立して運用できるタッチパネルなPCではありません。
運用形態としては、メインとなるPC(主にデスクトップになるんでしょうが)にはWindowsXP Professionalが入り、タブレットPCにはWindowsXP Tablet PC Editionがインストールされます。リモートで使用するわけですが、この2台のPCは同時に使用できるわけではなく、メインPCをロックした状態(もしくは誰もログインしていない状態)でなければタブレットPCではコントロールできません。これはセキュリティ面から言って当然な話ですが。
案外「へ?」って話ではありますが、これまでメインにはデスクトップ、出先ではノートと使い分けていたのが、1台のPCを操る感覚になるってことでしょうか?無線LAN内臓なので、LAN環境が整うところならばどこでも使用が可能と‥‥逆にいうと、ネット環境が無い場所では使えないのかな?

とまあ、タブレットPCの正体の話はそれくらいで、話題になっているのはペン入力。これが結構認識率、操作性とも良いんですね。こっちはそれこそ普通のタブレットな感じで、手書きで色々書き込めます。ツール関連も色々充実している模様。

というわけで、今回はSOTECとか富士通なんかが出展していましたが、どこも見事な人だかりでした。ワタシはたまたまVIAのブースで出展されていた英語OS(中文OS?)の奴を弄ってみたんですが‥‥えー、OSの使用感はともかくとして、結構重いですねえ。各製品ともノートPC、デスクトップPC形態で、ディスプレイ部分だけが取り外せる形であるのですが、そのディスプレイ部分が結構重いの。B5ファイルサイズでも、オールインワンPCなみの重さがありませんか?タッチパネルな液晶ってこんなもん?VIAの奴がたまたま?B5ファイルサイズのノートPCでも1kg切る昨今、もうちょっと軽くないと、容易く持ち歩けないなあ〜と思ったのでした。

■ビデオチップ

ビデオチップ、と言っても、ビデオチップベンダーはATIしか出展していないのでなんともはやって感じなんですけど(苦笑)。”ビデオカードベンダー”ならいくらでもいるんだけどね。
で、今年もATIブースのステージを見に行ったわけですが、去年もステージイベントやってたコンビが、今年も寒いコント風味な製品紹介をやってました。う〜ん、もうちょっとどうにかならんのだろうか。と思ったけど、そばに座っていたおっさんが終始笑っていたので、まあ、いいんだろうなあ。
またステージの製品紹介も、もう一月以上前にも出たRADEON9700の紹介だけで終わってしまい、なんだかな〜って感じの内容でした。まあ、半ばステージ後のプレゼント目的ってのもありますが、2世代前(*)のGPUなRADEON7500をプレゼントされてもなあ。
そんなわけで、ほとんど目当たらしさの無いATIのステージでしたが、話しついでに出たような「年末に5種類のRADEON9700VPUとして、RADEON9700Pro、RADEON9700、RADEON9500Pro、RADEON9500、ALL-IN-WONDER RADEON9700をリリースいたします」発言にはちょっと興味が。
これが第3世代RADEONのラインナップとすると、現在リリースされているRADEON9700から他のモデルの仕様、というかRADEON9500の中身が気になるところですか。
まあ、RADEON9700Proが市場に出ているものならば、8パイプライン、4ジオメトリエンジン、コアクロック325MHzのものとするならば、RADEON9700は過去の8500系であった低クロック版のLEから、コアクロック300MHzのモデル?とすると、RADEON9500というのは、パイプライン、ジオメトリエンジンが半分の9000形式な9700系カードになるってことかなあ、と妄想してみる。
まあ、どんなモデルが出るのか楽しみですねぃ。

と、コンシューマ向けビデオチップは置いておくとして、何気に気になったのがこれ。「XILLEON220」

資料は壁に掛かってたパネルだけだったんですけど、メディアサーバ用の統合チップセットです。まあ、微妙に情報は転がってるようですね。

(*)‥‥案外誤解されてると思うんですが、RADEONビデオチップの世代分けは、7xxx系の第1世代、8500、9000系の第2世代、9700系の第3世代となっています。7000、7200は昔から出ていたRADEON、RADEON VE等の名称変更モデルなだけで、7500はカリスマエンジンを装備の第2世代移行期モデル。第2世代RADEONは、カリスマエンジン2、TRUFORMSMARTSHADERSMOOTHVISION、および HYPER Z IIを装備した、GeForce系ビデオチップを追いつけ追い越せだったモデルで、後発の9000は第3世代と思われがちですが、第2世代RADEONの同クロックでテクスチャユニット減少モデルです。

■PCオーディオ関連

と言ってもDTMとかはさっぱりなんで、単なるPCスピーカーの話ですけどね(苦笑
EDIROLから2.1chスピーカー「MA-210」

と言ってもデジタル入力無いんです。残念無念。

■おまけ
なんかみんなが撮ってたので

う〜む‥‥